2006-01-01から1年間の記事一覧

少年陰陽師 #13 「辻風が運ぶ禍歌」

新章開始。彰子と一つ屋根の下での同居生活が始まります。朝には優しく揺り起こしてもらい、夕には着物を届けてもらいと、深窓の姫君に何くれと世話を焼いてもらってドギマギする昌浩くん。実に王道の押しかけ女房展開でよろしいです。もっくんと彰子、両手…

コミックアライブ 2月号

毎号読み応えがあって面白いなあ。もう創刊7号目。順調に立ち上がっていると思います。創刊前は、メディアファクトリーには元々フラッパーがあるし、どうせMF文庫Jのコミカライズ担当誌なんだろうと思ってあまり期待していなかったんですが、いい意味で予想…

COMIC阿口云 (阿呍) 2月号

霧恵マサノブ「オナニーと緊縛王・前編」。題名はこうなっていますが、緊縛王が出てくるのは最初の1ページだけ。今回は正宗との極限状況でのセックスが忘れられず、大学のトイレで激しくオナる長船さんのお話。若かりし頃に一度だけ見たことのある怪物 (レビ…

週刊少年サンデー 4・5号

田辺イエロウ「結界師」。時音 vs. ジュリアの対決。相変わらず時音にちっとも男として評価されていない良守が哀れです。一方ジュリアの猛アタックに次第に追い詰められていく良守。ジュリアはこの漫画に足りなかったものを供給してくれるいいキャラですね。…

僕等がいた #26 (最終回)

東京へ行く矢野を見送る最終回。KS駅……ああ、釧路が舞台だったんですね。 矢野を待つと誓い、改めて竹内くんを振る七美。竹内くんも、一年間は七美に手を出さないと矢野に約束しますが、まあでも一年間は長いですからね。やっぱり近くにいる方が強いに決まっ…

ローゼンメイデン・オーベルテューレ 前編 「悠久」、後編 「虚飾」

ローゼンメイデンの番外作品で、時系列はトロイメント中盤。しかし、実際は回想による真紅と水銀燈の馴れ初めがメインで、水銀燈がああいう性格になってしまうまでを克明に描写。主犯は真紅か。 作画水準は高く、ドールたちのフェティッシュな魅力を存分に堪…

ウィンターガーデン 前編、後編

デ・ジ・キャラットの番外作品。らしいですが、本編の方をろくに見ていないので、特に先入観もなく見ました。面白かったです。 クリスマスの夜に出会った青年に淡い恋心を抱くでじこ。ういういしく付き合い始めますが、付き合ってしばらく経ったころに、彼氏…

少年陰陽師 #12 「鏡の檻をつき破れ」

窮奇編結着。 彰子の入内前日、引き裂かれる恋人同士は、御簾越しに手を合わせてのお別れ。内裏に入ってもずっと自分を守って欲しいと言う彰子。それはつまり遠回しな不倫のお誘いという理解でいいですね? その夜、艱難辛苦の末に窮奇を倒し、朝、帰宅する…

あさっての方向。 #12 (最終回) 「ここにいること」

からだを連れ戻しに、海辺の町にやってきた尋と椒子。椒子の述懐を聞いているうちに、またも罪悪感から突発的な家出衝動にかられて走り出すからだでしたが、徹允の「好きだ!」で正気に戻ります。尋とも再び兄妹として関係を結び直し、みんなで叶町に帰還。 …

地獄少女 二籠 #12 「黒の轍」

本編の方は典型的な逆恨み系地獄流しストーリーで、前回の予告通り未遂。特に工夫もなく薄いお話で、むしろ焦点が当たっていたのは輪入道の過去話でした。輪入道の前世は人間じゃなかったんですね。 かつては牛車の車輪だった輪入道。追っ手をかけられ逃げる…

天保異聞 妖奇士 #12 「駁竜、月に吠える」

奪った殺生石を使い、獏を召喚する変態仮面。往壓は獏に対するため、雲七、ケツアルコアトルと合体して駁となり、獏と怪獣大決戦。気がついたら怪獣もの兼変身ヒーローものになってました。 前回のふくれっ面、今回の泣きっ面と宰蔵にコミカルな芝居が入るよ…

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! #39 「ハッピークリスマス☆ビビンとなかよし計画」

クリスマス回。ふたご姫を罠にかけようとクリスマスパーティに招待するビビンでしたが、数々の嫌がらせはことごとく不発。逆にふたご姫に街に連れ出され、楽しいクリスマス体験をすることになります。 基本パターンはいつも通りなんですが、クリスマスらしい…

ヤングアニマル No. 1

竹内桜・原作:雑破業「ちょこッとSister」。はるまに告白され、幸せ一杯でのろけまくる管理人さん。それを見たちょこは、自分がはるまの一番ではなくなったことに不安を感じ、はるまを振り向かせるための計略を仕掛けようとします。管理人さんとはるまの嬉…

くじびきアンバランス #12 (最終回) 「ゆめをかなえてみよう。9点」

香澄にそそのかされて、生徒会長候補を辞退しようとする千尋。時乃、蓮子、小雪はそれを止めることができません。しかし千尋は、デレ化した律子の魅力の前に、あっさり前言撤回、無事生徒会長への就任を果たします。時乃-千尋-律子の三角関係は、律子の留学…

ちょこッとSister #24 (最終回) 「ハッピー・クリスマス」

ストーリーとしての山場は前回越えたので、いつものノリに戻ってのエピローグ。クリスマスプレゼントに妹を貰ったところから始まったこのお話が、ちょうど一年たってクリスマスに終わるというのも、らしい終わり方でしょう。キャラ総登場で締め。いい最終回…

RED GARDEN #12 「彼の思惑」

年内最終放送。4人 (いや、正確にはローズを除く3人) の、ちょっと色めいたお話。 ケイトの姉の婚約者をダシに、ケイトを口説くエルヴェ。無論思惑あってのことですが、純真なケイトに逆にほだされる展開もありかな?ともかく、エルヴェを介してリーズとの線…

霧恵マサノブ 「海神」 (ヒット出版)

新人育成に熱心で、コンスタントに新進エロ漫画家を輩出し続けている阿口云 (阿呍) の中でも、個人的には数年に一度の逸材ではないかと思っている霧恵マサノブの初単行本。とある猛暑の夏の日に、貧乏大学生正宗のアパートの、風呂桶の水から突如出現したス…

僕等がいた #25

矢野の決断を、揺れながら待つ七美の回。 結局東京行きを決めた矢野ですが、七美に切り出すシーンが印象的でした。矢野からのクリスマスプレゼントとして、2人で旭川動物公園に行こうと提案された七美。クリスマスに一緒に居られる = 矢野は残る と思い込ん…

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! #38 「頑張れノーチェ♪新しいメロディ」

クリスマスのダンスパーティ用にハッピーな曲を依頼されたノーチェ。ところが、第1話から登場しているというのに第3クールも終盤に来るまで当番回が貰えないくらい幸薄いノーチェにとっては、ハッピーな曲を作るというのがたいへんな難題です。そこで、ファ…

あさっての方向。 #11 「そこにある現在」

徹允の一途な思いに打たれたからだは、自分がからだであることを徹允に告白。しかし信じては貰えず、むしろ徹允を怒らせてしまいます。徹允の夢、朝食の卵焼きと順調にフラグを立てていたので、バカな徹允なら普通に信じるかと思いましたが、ここにきて徹允…

天保異聞 妖奇士 #11 「日光怪道」

小笠原さんと往壓さんの妖怪退治珍道中。ろくろ首やむじなといった馴染み深いお話をベースにしていて、取っ付きやすかったです。アクションもあまり頭を使わずテンポ重視で、ノリが良かった。 一方のストーリー面は、小笠原さんを軸にした多層な人間ドラマ、…

くじびきアンバランス #11 「くらいところでつまづく。0点」

前回待機命令を破り独断専行した千尋たちの処分を巡り、衝突する会長と副会長。本性を出した副会長はやっぱりたいへん素敵なキャラです。 くじびきで選ばれた会長候補を無理やり辞退させよういう、「くじびきが全て」の立橋院にあるまじき行為を見るに、副会…

地獄少女 二籠 #11 「遠い隣室」

オーソドックスで後味極悪な動物系地獄流しストーリーと見せかけて、実は1話まるまるおしおきコント、という超変化球回。 新しく引越したアパートの前で、野良猫を見付ける依頼人、天城志津子 (CV:皆川純子)。ある日その猫の調子がおかしいことに気付いた志…

週刊ヤングジャンプ 2号

柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」。巻頭カラー。漫画家の真剣師を相手に、「人生」と「連載」(これもある意味「人生」だよなあ) を賭けた勝負をする菅田。なるほど、毎回登場するヘンな奴を相手に、どんなヘンなものを賭けて勝負するかが見所なわけですね。…

ちょこッとSister #23 「願い」

ちょこの消失後、ちょこが存在していた記憶すら失ってしまったはるまと周囲の人たち。ちょこの存在自体がなかったことになっている世界で、どこか違和感を感じながら日々を過ごしていたはるまでしたが、絵日記帳 (ちょこが消えたことで、ちょこが書いた分は…

週刊少年サンデー 2,3号

吉田正紀「イフリート〜断罪の炎人〜」。1年前に「グランドライナー」を短期集中連載した吉田正紀の新連載60P。「グランドライナー」ではなく、その前に本誌読切で発表したお話を連載に持ってきました。昼間は喫茶店で働く男女、ユウとニナミ。普段は無口で…

僕等がいた #24

母親に付いて東京に行くか、七美のいる北海道に残るか。自分にとって2人いる「ほっとけない女」のどちらを取るかで悩む矢野。一方、矢野の東京行きを聞いて激しく動揺しつつも、やっぱり矢野を前にすると素直になれない七美でしたが、仏様のようにやさしくカ…

RED GARDEN #11 「それぞれの想い」

ケイトの姉の婚約者はやっぱりドロルの一族でした、ということで、先の展開は容易に予想がつきますが、とりあえず今回は彼を利用してエルヴェがケイトに直接接触。エルヴェの単独行動のようですが、何を狙っているんでしょうか。 それ以外のところでは、4人…

kashmir 「百合星人ナオコサン」 1巻 (メディアワークス)

kashmir 2冊目の単行本。今年はなんていい年なんだ。 ある日みすずの家にやってきた、自称・百合星人のナオコサン。見た目少女だけど精神構造はおっさんで、とにかくちっちゃい女の子が大好きなナオコサンが、みすずたちと繰り広げる不条理でシュールな日々…

Cuvie 「Juicy」 (富士美出版)

Cuvieの今年4冊目のエロ単行本。一般を合わせると今年なんと7冊。笑っちゃうようなハイペースです。この人の手の早さと安定した仕事ぶりの両立は、毎度のことながらすごいと思います。 Cuvieのエロ漫画は雑誌毎にスタイルを使い分けていて、ハード系寄りのお…