地獄少女 二籠 #12 「黒の轍」

本編の方は典型的な逆恨み系地獄流しストーリーで、前回の予告通り未遂。特に工夫もなく薄いお話で、むしろ焦点が当たっていたのは輪入道の過去話でした。輪入道の前世は人間じゃなかったんですね。
かつては牛車の車輪だった輪入道。追っ手をかけられ逃げる姫君を乗せて、山道を走ります。火矢を射かけられ、炎上しつつガケから転落。姫を守り通せなかった無念が高じて地獄を彷徨っていたところを閻魔あいに拾われた、ということでしょうか。「走りにゃあ自信があったんだがなあ」という呟きが、なんとも味があってよいです。
中盤以降は三藁の過去話も入れて、ストーリーに縦糸を通していくということかな。OPや、所々に入り込むフラッシュバックを見た感じ、骨女は女郎屋の出、一目連は妹絡みでなにか引きずっている様子。楽しみにしてますよ。