クロの件で落ち込むちょこを慰める遊園地話をベースに、安岡さんの失った家族を絡めたオリジナルエピソード。ベタなお話ではあるんですが、原作既読者にとってむしろ意外なストーリー展開になっていて、見事にやられましたよ。 ただ、ストーリーの変更に伴っ…

田辺イエロウ「結界師」。泣き出す操が可愛すぎてヤバいです。忘れられてなくて安心しました。しかし、この先結界師 vs 裏会の構図になったとき、兄貴はどちらにつくんでしょうね。 井上和郎「あいこら」。落ち込む弓雁を見た川谷がハチベエをぶんなぐって宣…

うわあ、状況が一気に混迷してきました。本当にまとまるのか、これ。 理屈が通っていないことを分かっていながらも、矢野を許すことができない七美。風邪で倒れた矢野を見舞いに行き、その玄関先で山本さんと大衝突。その後竹内くんにさんざん甘えた後で、「…

葬儀屋を尾行しようとしてすぐにばれるケイト。ルーラの口から背景の一端が語られます。エルヴェたちの一族は「呪い」を受けていて、女性は若くして獣化してしまうため絶滅の危機に瀕している。そのため、葬儀屋から「新しい体」を持ったリーズを強奪し、一…

最終回だったことに驚きました。1クールだとは思ってませんでしたよ。カーサを退け、特区でミミコとの新生活を始めるジローとコタロウ。絵コンテに芦田豊雄が入っていて、最終回らしく力の入ったバトル作画が良かったです。 総括 おそらくはまだ原作小説のさ…

宰蔵が狐に化かされる話。往壓の話が一段落ついて、再び江戸風俗の紹介も取り入れながら、宰蔵の内面にフォーカス。宰蔵が抱えるコンプレックスを明らかにしていきます。 芝居小屋の出であり、御法度でありながら女の身で舞台に立っていた宰蔵。普段は男装し…

生徒に厳しく、嫌われ者の女教師、馬場先生。馬場先生に厳しく指導され、怨みを持つ生徒のもとに、地獄少女を名乗るメールが届きます。しかし、そのメールで誘導されるサイトは偽物。校内でも問題となり、一人の女生徒が犯人として処罰されますが……というお…

トーマに案内されて村を観光するふたご姫。子供たちが遊ぶきれいな森を切り開いて、遊園地にしようとする男が現れて、という前期でも見たようなお話。 相変わらずエドちん (CV：矢薙直樹) はひどい目に遭い続けるのですが、ぼそっと呟く「もう嫌だ」がたいへ…

律子の誕生日に、アポなし突撃をかける時乃と千尋。誕生パーティーで律子の婚約が発表されます。この3人に焦点を絞った4話と同じく、シリアス演出回でした。 律子やその婚約者、織部と千尋・時乃のクラスの差を強調していく作り。お金持ちをステレオタイプな…

若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ」。サタニック・エンペラー編開始。前哨戦は日本とフランスの豚対決。それはそれとして、今回は黒澤RによるDMCのタワレコイベントレポート漫画6Pが載っているのですが、これがやたらと面白かったです。どこまで実録な…

ヤングキング新増刊。といっても表紙が葉月京なんで、むしろヤングコミックっぽいですね。コンセプトはヤングキングとヤングコミックの中間という位置付けで、少年画報社版「ヤングアニマル嵐」「ヤングチャンピオン烈」。コンビニ売りの中綴じ雑誌で、かつ…

家を飛び出し、街に出たからだの回。 Aパートは、からだの子供らしい無力さを丁寧に描写。現代日本版「本当は怖い魔女の宅急便」といったところ。働く場所も住む所も見付からないのはまあ当たり前として、中身12歳であんな田舎暮しじゃ警戒心も薄いだろうか…

クロ回。作監は10話以来の尾尻進矢で、全体にキャラ作画はいいです。終盤、ちょこが泣くシーンは特に力が入っていて印象的。前髪振り上げる後姿は原作通り、はるまが来てから画面の方を向いて涙を流すカットはオリジナル。 ちょこが泣くシーンからの演出は難…

柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」。菅田と二こ神のアツい勝負、結着。唐突に出てくる「揉め」が格好良かったです。ハシラの「次号、揉むや揉まざるや！？」って、やりすぎだよ編集！笑い殺す気ですかもう。

井上和郎「あいこら」。すったもんだの末にお互いの気持ちを確かめ合うハチと天幕。しかしその影には弓雁の姿が。怖い、怖いよ！ しかしここは是非、ライバルが居たことすら認識できなかった綾瀬さんの分まで頑張ってください。 鈴木央「ブリザードアクセル…

生き返ることを目標に、前向きさを取り戻す4人。武器を選ぶ余裕もでき、怪人退治だってだんだんと日常の出来事になっていきます (いいのか？)。そんな中、次第に友人として打ち解け、結束を深めていく4人。これまでがこれまでだっただけに、ほのぼのぶりがた…

山本さんのお母さんが倒れ、他に頼れる人のいない山本さんが矢野に助けを求めます。折しもその日は矢野と七美の初めてのお泊りになるはずの日でした。とまあそんなわけで、山本さんの最強にして最大の一撃が見事に決まり、磐石かと思われた矢野と七美の関係…

パティシエ成仏編。そろそろ頃合も良しということなのか、結界師の地味な一面を見せてくる回でした。結界バトルなしの日常話で、時音もほぼ出番なし。4話に次いでのこだま兼嗣絵コンテ回で、奇をてらわないいいお話をきちんと描き切っています。いい出来でし…

新井淳のバトル回。ひぐらしのように元から作画が暴れているアニメではなく、いかにもディーン的な (あまり動かない) 端正な作画が基本のこの作品に、山下系という取り合わせがまず面白いです。バトルはボリューム的には食い足りませんでしたが、敵の結界に…

うええ。なんとまあまた後味の悪い。毎度毎度、これだけ手の込んだ後味悪いお話を用意するスタッフは、たいへんなバイタリティだと思います。第1期というテストケースを経て、力の入れどころが分かっている感じですね。 バイクで事故死した息子の死を受け入…

中盤までの展開はなかなか良かったんですが、オチがやや納得しづらい。現代とは法もモラルも違う時代劇の中で罪や罰をどう取り扱うか、というのはいつでもデリケートで難しい問題ではあるんですが、咀嚼しきれないままに無理やり明るく落としてしまったよう…

トーマとエドちん、夢の共演。お互い落ちぶれましたね。 修学旅行で風光明媚星へやってきたふたご姫一行。そこで出会ったのは、流れ流れて落ちぶれて、温泉宿で働いていたトーマくんでした。 「この僕に休憩など必要ない！」 相変わらず元気なようです。 エ…

脚本：木尾士目！ これは意外な登場。しかもかなり脚本にウェイトのある回でした。スパイ物らしいどんでん返しに次ぐどんでん返しがたいへん面白かったです。 例によって現生徒会からの命令でスパイ狩を命じられた千尋たち。護衛に付けられた、時乃のクラス…

尋の誕生日に、からだと椒子がケーキ作り。からだとの共同作業を通して親密感を覚えていく椒子。からだへの嫉妬の感情も消えたわけではないけれど、それより椒子にとっては得難い友人となりました。みんなでケーキを食べて、今回もまた3人で仲良く締めか、と…

オダエリ回。ちょこシスには珍しく、ストーリー構成の完成度が高いです。基本ストーリーは原作そのままですが、膨らませかたが上手い。絵コンテ：こでらかつゆき、演出：西山明樹彦。 作画もなかなかでした。表情の付け方が良かったですね。真琴さんは全般に…

高橋留美子「犬夜叉」。連載10周年記念で表紙&巻頭カラー。美女と名高い女妖怪の登場シーンをモノクロページトップに持ってくる、カラーページの無駄遣いぶりが高橋留美子らしいです。そして巻頭の10周年特集に高橋留美子が寄せたコメントがすごい。「連載を…

「眼鏡の方がらしいよ、兎さん」 矢野が今いいこと言った。涙出てきたよ。 合コンで会った女の子に、一ヶ月だけでいいから付き合ってと言われる竹内くん。これで本当に付き合うことになったら、ちょっとお話の都合を感じなくもありませんが、まあ推移を見守…

子安が歌った！ やっぱりRED GARDENには歌がなくちゃね。しかし子安の歌より衝撃的だったのがDVDのCM。反則でしょあれ。 少しずつ背景が見えてきましたね。エルヴェの一族は血統的に獣化する持病を抱えている模様。狼男でしょうか。葬儀屋たちはその敵対勢力…

前回の予告通り、主役格が地獄流しをしない変化球回。 クラスに馴染めず保健室登校している少年、颯太。同じクラスの紀和子に憧れていますが、ストーカーっぽく遠くから見て写真を撮るだけで、直接コンタクトは取れません。全てにおいて無気力な颯太は、偶然…

ずーっと放置プレイされていた徹允くんの回。 からだを捜して五百川宅に押し掛けた徹允くんが大人のからだと対面し、二人で一日町めぐり。いつバレるのかとヒヤヒヤものでしたが、今回はバレることなくお別れ。とはいえ実年齢なりに脇の甘いからださんは、た…