くじびきアンバランス #12 (最終回) 「ゆめをかなえてみよう。9点」

香澄にそそのかされて、生徒会長候補を辞退しようとする千尋。時乃、蓮子、小雪はそれを止めることができません。しかし千尋は、デレ化した律子の魅力の前に、あっさり前言撤回、無事生徒会長への就任を果たします。時乃-千尋-律子の三角関係は、律子の留学で結着つかず。
律子との真剣の勝負の果てに、律子を斬れずにしおらしくなった香澄がたいへん良かった。ゆかな上手いなあ。千尋を説得するためにヘルメットを外し、三つ編みをほどいて「りっちゃん」に戻った律子も素晴らしかった。見たかったものは凡そ網羅されていたので、上々の最終回と言えましょう。気が付けば身長が小雪にも抜かれていた蓮子さまも、最後までよろしかったです。
作画は最終回らしく、さすがに凄かったですね。作監5人の総力戦。アクションらしいアクションはあまりないんですが、細かい作画芝居、表情変化の数々が素晴らしい。Aパートを中心に2コマが多用されています。あと原画に矢沼正太。律子 vs. 香澄の対決シーンかな? 香澄の顔芸がなんとなく。

総括

個人的には前半のドタバタがお気に入りで、後半のシリアス話にはあまり乗れなかったんですが、作画だけ見てても十二分に面白かったので、それ以上を望むのは贅沢というものでしょう。大満足です。特に亜細亜堂回の作画アニメぶりはとんでもなかった。お疲れさまでした。ありがとうございます。
終始ドタバタでも別に良かったような気はするのですが、作画が追い付いていないのにドタバタをやるのはスタッフの美学に反していたのかも。