ウィンターガーデン 前編、後編

デ・ジ・キャラットの番外作品。らしいですが、本編の方をろくに見ていないので、特に先入観もなく見ました。面白かったです。
クリスマスの夜に出会った青年に淡い恋心を抱くでじこ。ういういしく付き合い始めますが、付き合ってしばらく経ったころに、彼氏に二股疑惑勃発。一方のでじこの方も、冬に実家に戻らなければいけなくなります。このままではこの恋が終わってしまうことを感じながらもお互いに強いアクションは取らず、淡々と日々を過ごして引越しの日。でじこが乗った引越しトラックを見つけた彼氏がでじこを掴まえ、自然消滅しかけた恋が最後の最後で首の皮一枚つながった、というところで終わり。
終始淡々としていて、ドラマ性を拒否するかのような作劇。ミニマルでテンション低くて、肝心なところでアクションを起こさない2人の恋愛模様が、自分の性に合っていて好きです。いつでも熱血真剣勝負な作品もそれはそれで好きですが、そんな血圧高いお話ばっかりなのも疲れますしね。続編に色気があるわけでもない、純粋な番外編だからこそできたことだと思います。
いきなりささきのぞみヴォイスが聞こえてきてびびりましたが、これが2作目かな? ありていに言って、どんな作品にも合う声だとは思いませんが、こういう感じで上手く使われていって欲しいと思います。