週刊少年サンデー 35号

若木民喜神のみぞ知るセカイ」。地下トンネルに天理と2人で逃れた桂馬に、封印されていた (?) 天理との思い出が少しずつ甦ってくるの巻。2人は10年前の駆け魂大脱走の目撃者であったと。桂馬が幼少期に駆け魂と関わっていたというのは驚きの展開、というよりちょっと後出しの香りがしますが、桂馬がバディーに選ばれた真の理由にも結びつけてくるのかな?
西森博之お茶にごす。」。最終回。部長が卒業した時には、この先どう続けるんだろうと思っていましたが、成程ここが到達点だったわけですね。無闇に盛り上げず、しかしいい最終回だったなあ。全体としては、西森節とでも言うべき、日常性に深く根差した細やかなキャラ立てとドラマ作りは今作でも健在で、存分に楽しみました。昨今のサンデーでは (に於てさえ、と言うべきか) ますます希少になりつつある作風ですし、余力を残しての終了だと思うので、出来れば早目のカムバックを期待したいところです。