妖奇士
前島聖天に眠る4本目の首 (竜) を目当てに、乗り込んでくる西の者たち。アトルを使って首=百足の妖夷を呼び出します。江戸城に乗り込んで、この百足を将軍家の世継に取り憑かせる目論みでしたが、奇士たちの全員攻撃で百足を退治。一人異界に飲まれたアトル…
ちょっと君ら、打ち切りだと思ってやりたい放題やりやがって。怪獣大決戦どころか、もはや巨大ロボ決戦 (in 江戸時代)! いいぞいいぞ。 アトルが呼び出した巨大妖夷に変態仮面が搭乗。元閥がいつの間にか変態仮面側に回っていたり、妖夷についてのタネ明か…
困難を極めた天保の印旛沼掘割工事をめぐるお話。これがラストエピソードになるんでしょうか。事故が多発する印旛沼の普請。窮状を訴えるため江戸に出てきた人夫から現場に出るという妖夷の話を聞き、印旛沼に赴く奇士一行。鳥居の言うお上の正義と、その下…
「策を構じた」 サブタイ通り、みんな揃ってヨッパライなギャグ回。ことに今回は小笠原さんの弄られぶりが凄かった。宰蔵の弄られ具合もなかなか。小笠原さんの持ってくる縁談なんてきっとロクなもんじゃないよ! そしてまたもふんどし祭、今度は元閥まで。 …
仮面軍団が再登場。西洋の吸血鬼のミイラを入手し、殺生石の力で妖夷として目覚めさせます。人間を取り込んだ妖夷は江戸で女を襲い始める、というお話。 妖夷が美しい女を襲うと聞きはりきって女装する宰蔵は、ちょっといじられすぎのような気はしますが、面…
脇差の妖夷を止めるために、母の前で日光編以来の駁変身。不忍池での怪獣大決戦は見応えある作画でした。歳三少年や養子往壓の話が駆け足になってしまったのは残念でしたが、変に美学に落ちることなく、現代的な視点から武士とは何か、武士として生きるとは…
竜導往壓を名乗る男が複数出没。謎を追ううちに、問わず語りに往壓の少年時代の話へ。そして往壓が20ウン年ぶりに家に帰る話。いきなり野沢雅子声が聞こえてきてびびりましたが、この自称往壓少年は、EDテロップによると土方歳三とのこと。 怖くて家に帰れな…
小笠原さんが手を回したことで、鳥居襲撃に失敗する山崎屋一行。山崎屋の残党は、往壓らが山崎屋から持ち帰った妖夷を取り返すために小笠原邸を襲撃するが、というお話。 里の暮しが辛くて漂泊の民に憧れる者、山の暮しに耐えられず異界に逃げた者。理想の楽…
明らかになる山崎屋の周到な陰謀。平田篤胤に傾倒し、鳥居の蘭学弾圧に不満を持つ山崎屋は、山の民、海の民を使っての鳥居暗殺を企てていました。「もし奴らの狙いが鳥居なら、必ずしも敵ではない」と口では言いながら、結局敵の敵は味方というさばけた考え…
謎めいた幕臣連続狙撃事件に、アビの過去が絡んでくるお話。 アビの知り合いにしてからくり使いの一族、「機の民」のマスラオ登場。逃走しながら拾った角材にカンナをかけて、いつの間にかトランスフォーマーロボを作ってしまうすごい能力の持ち主。浮いたキ…
吉原編、後編。南町奉行所に追われ、吉原内を逃げ回るアトル。羅生門河岸、御歯黒溝、投げ込み寺の無縁仏となった遊女の平均年齢、28歳で年期が明けた遊女の行く末といった吉原の暗部を、アトルを狂言回しに紹介していきます。単純にいい悪いで片付けるので…
前回から吉原に入り浸りな元閥、アビ。いいのかそんなことで。一方アトル (お馬) に目をつけた河鍋狂斎は果敢にアタックしますが、そうこうしているうちに不可解な殺人事件発生。狂斎が下手人として捕えられます。 火盗改めの同心と河岸見世の下級女郎との因…
2クール目に入ったところで、今回は半総集編で改めてキャラ紹介の巻。タイミングとしては悪くないでしょう。新キャラの絵描き少年、河鍋狂斎 (河鍋暁斎、CV:高山みなみ) と岡っ引きの玉兵を狂言回しに、奇士の面々を紹介していきます。完全総集編というわけ…
奪った殺生石を使い、獏を召喚する変態仮面。往壓は獏に対するため、雲七、ケツアルコアトルと合体して駁となり、獏と怪獣大決戦。気がついたら怪獣もの兼変身ヒーローものになってました。 前回のふくれっ面、今回の泣きっ面と宰蔵にコミカルな芝居が入るよ…
小笠原さんと往壓さんの妖怪退治珍道中。ろくろ首やむじなといった馴染み深いお話をベースにしていて、取っ付きやすかったです。アクションもあまり頭を使わずテンポ重視で、ノリが良かった。 一方のストーリー面は、小笠原さんを軸にした多層な人間ドラマ、…
小笠原さんの半可通な知識が宰蔵に余計なコンプレックスを植えつけていた、というひどいオチ。あんたが悪いよ、小笠原さん。これにて宰蔵編終了。次回からは日光道中ということかな。男2人で旅立って、またムサい話になるかと思いましたが、宰蔵、アトルも後…
犯罪者集団・奇士! 面の妖夷に取り憑かれた宰蔵。その宰蔵の行く手を探る往壓たちが知る、宰蔵の過去。宰蔵が舞台に上がるのを禁じられたのは、宰蔵の父 (男色の気あり) が、宰蔵がだんだん女らしくなっていくのが気に食わないからだった(!)。そして宰蔵の…
宰蔵が狐に化かされる話。往壓の話が一段落ついて、再び江戸風俗の紹介も取り入れながら、宰蔵の内面にフォーカス。宰蔵が抱えるコンプレックスを明らかにしていきます。 芝居小屋の出であり、御法度でありながら女の身で舞台に立っていた宰蔵。普段は男装し…
中盤までの展開はなかなか良かったんですが、オチがやや納得しづらい。現代とは法もモラルも違う時代劇の中で罪や罰をどう取り扱うか、というのはいつでもデリケートで難しい問題ではあるんですが、咀嚼しきれないままに無理やり明るく落としてしまったよう…
若本規夫の金さん! 脈絡なく妙なネタを仕込まないでくださいよ、もう。巫女装束のフィギュアスケートといい、アバンでいきなりアステカだったり、アイキャッチのSD往壓、いきなり脱ぎだす宰蔵と、すごいごった煮感ですね。どこに行こうとしてるんだろうなあ…
雲七の正体に早速切り込んできたと思ったら、そこからかなりみっともない往壓の過去が暴かれたお話。さすがはローティーンの兄弟にもあれだけのものを背負わせた會川昇、39歳主人公ともなればそれなりのものを背負わせますな。まあこれだけ主観/客観入り乱れ…
大きな馬に乗る異人の少女、アトル登場。異人だったとは気付きませんでした。言われてみれば、瞳の色が違うし髪はブラウンだし肌も浅黒いんですが、世のアニメには髪の毛がピンクだったり緑だったりする「日本人」が溢れているもんで、つい感覚が鈍るんです…
母子と共に下総に行って暮らすか、それとも奇士になるか、逡巡する往壓。正義のためとか誰かを守るためとかのご立派な理由ではなく、あくまで自分自身の問題として、いい歳こいて生き方に悩む往壓の姿は、卑近なだけに迫るものがあります。しりあがり寿の弥…
今回カメラ目線で語り出すのは雲七さん。こういったメタ演出もテンポよく綺麗に挟む分には面白いです。でもこの人、主人公、竜導往壓 (りゅうどうゆきあつ。こんな漢字かよ) の脳内住人みたいですね。そういえば1話でもそんな描写がありました。 テーマは食…
ボンズの土6新作。なんと時代劇 & オヤジ天国でした。 時は江戸、天保年間。子供の頃に垣間見てしまった異界に怯え、逃げ続けている男。逃げるうちにだんだん堕ちて行って浮浪者になり、そのままずるずる中年にさしかかってしまった男が主人公という、やたら…