RED GARDEN

RED GARDEN #22 (最終回) 「光」

橋を爆破し、ルーズベルト島を孤立させた上で学園に押し寄せてくるドロル。アニムスとドロルの乱戦の最中、アンナを抱いたエルヴェと相対するケイトたち4人。全体に駆け足な展開でしたが、なんとかラストシーンまで辿り着いてくれたので満足です。ルーズベル…

RED GARDEN #21 「最後の朝」

決戦前夜のクリスマスの夜を、思い思いに過ごす4人。勝っても負けても今の家族や友人たちとはこれでお別れ、という切ない想いを抱えた4人の描写は、丁寧な日常芝居に力を入れてきた本作の中でも白眉の出来で、素晴らしかったです。脚本の完成度もさることな…

RED GARDEN #20 「残された部屋」

展開が早い早い。製薬会社に忍び込んだエルヴェ・エミリオ組とルーラ一行。捕われのケイトを助け出す戦いの最中、エミリオが、ベンダー先生が、おじさんが次々と倒れて行きます。おじさんを殺害したエルヴェが実権を掌握し、残ったドロルをまとめて学園に乗…

RED GARDEN #19 「届かぬ想い」

リーズが発症。「体液」ですか、そうですか。そしてのこのこ製薬会社の前にやってきて捕われるケイト。ケイトも体液を注ぎ込まれてしまうのかっ!? ともあれ、ケイトの救出/おじさんたちの実験をやめさせたい という点で、クレアたちとエルヴェの利害が一致…

RED GARDEN #18 「わずかな、望み」

召集に応じないローズを迎えに行く3人。4人で話し合いながらJCの埋葬、リーズの墓参を経て、状況は変えられないが自棄になっても仕方がないという、当たり前だけど救いのない結論に落ち着きます。最終的には何らかの救済があると思いたいですが。 ローズの家…

RED GARDEN #17 「真実」

アニムスが目的を達した時に、自分たちは全ての記憶を失う。エルヴェから聞かされた言葉が真実と知り、ショックを受けるケイトたち。4人それぞれの反応に、これまでこつこつと積み重ねられてきたそれぞれの日常描写が効いていて、実に見応えがありました。切…

RED GARDEN #16 「哀しい嘘」

学園長がエルヴェと大立ち回り。格好良すぎですよおばさま! 終盤のバトルから、JCとルーラの末期の会話に至る作画、演出の盛り上げ方は見事でしたし、そこに至る全体のストーリー展開も実に上手く組み立てられていて、見応えのある回でした。父親に喰ってか…

RED GARDEN #15 「悲しみと、怒りと・・・」

ミレイユがとうとう死亡。落ち込むエルヴェは、その鬼畜な情動の矛先をケイトに向けます。始めから思惑あってケイトに近付いたんだとは思いますが、なぜ言葉責めなのか、どうしてこのタイミングなのかは分かりません。ストレス発散の対象をリーズからケイト…

RED GARDEN #14 「戦う理由」

ポーラは学園長たちとグル! あの百合百合しい庇いっぷりも任務だったとは。それはそれで色々と納得が行くんですが、なんだろう、この寂しい気分は。そして、学園内をこそこそ嗅ぎ回って裏事情に近付きつつあるジェシカ。次回急展開の口火は、ジェシカが切る…

RED GARDEN #13 「休日」

ケイトとエルヴェのデート。ケイトの初々しさとエルヴェの腹黒王子様ぶりが好対照ですね。ケイトには王子様、リーズには鬼畜、妹たちには本当に優しい兄。忙しい男です。 戦闘で足を引っ張るばかりのローズにレイチェルがキレて、4人組の中にも亀裂発生。そ…

RED GARDEN #12 「彼の思惑」

年内最終放送。4人 (いや、正確にはローズを除く3人) の、ちょっと色めいたお話。 ケイトの姉の婚約者をダシに、ケイトを口説くエルヴェ。無論思惑あってのことですが、純真なケイトに逆にほだされる展開もありかな?ともかく、エルヴェを介してリーズとの線…

RED GARDEN #11 「それぞれの想い」

ケイトの姉の婚約者はやっぱりドロルの一族でした、ということで、先の展開は容易に予想がつきますが、とりあえず今回は彼を利用してエルヴェがケイトに直接接触。エルヴェの単独行動のようですが、何を狙っているんでしょうか。 それ以外のところでは、4人…

RED GARDEN #10 「戸惑い」

「軽くヤバい」 RED GARDENスタッフのちょっとヘンな笑いのセンスも、だんだんクセになってきました。軽くヤバい。 獣人と化した男たちも、発症するまでは普通の人間として暮らし、家族もいることを知る4人。自分たちの行為が誰かの日常生活を奪っているかも…

RED GARDEN #09 「めざめ」

葬儀屋を尾行しようとしてすぐにばれるケイト。ルーラの口から背景の一端が語られます。エルヴェたちの一族は「呪い」を受けていて、女性は若くして獣化してしまうため絶滅の危機に瀕している。そのため、葬儀屋から「新しい体」を持ったリーズを強奪し、一…

RED GARDEN #08 「行きて愛せ」

生き返ることを目標に、前向きさを取り戻す4人。武器を選ぶ余裕もでき、怪人退治だってだんだんと日常の出来事になっていきます (いいのか?)。そんな中、次第に友人として打ち解け、結束を深めていく4人。これまでがこれまでだっただけに、ほのぼのぶりがた…

RED GARDEN #07 「もうひとつの、運命」

子安が歌った! やっぱりRED GARDENには歌がなくちゃね。しかし子安の歌より衝撃的だったのがDVDのCM。反則でしょあれ。 少しずつ背景が見えてきましたね。エルヴェの一族は血統的に獣化する持病を抱えている模様。狼男でしょうか。葬儀屋たちはその敵対勢力…

RED GARDEN #05 「それぞれの窓」

怪人を倒したものの、異常な状況の中で、次第に精神的に追い詰められていく4人。同じ状況に置かれていても4人それぞれに違った反応をしていて、キャラ描写の上手さには感心するんですが、見ていて4倍つらいといいますか。中ではケイトが一番平気に見えました…

RED GARDEN #04 「私たちは、どこへ?」

徐々に、徐々に日常から滑り落ちていく4人。本当はもう失ってしまっているのかもしれない日常にしがみつき、滑り落ちまいと足掻き藻掻く彼女たちの描写が実に丁寧で、確かな演出と相俟って、見ていて息が詰まります。スタッフが見せたいのは、あっと驚く設定…

RED GARDEN #03 「ほんとうの私」

あれ、歌をお忘れですよ? あの夜の記憶を取り戻す4人。しかし、明らかになるのは断片的な状況ばかりで、全体像はまだ闇の中です。4人が置かれた状況の苛酷さと理不尽さをこれでもかと強調してくる作り。この先背景が見えてきても、理不尽さが解消されること…

RED GARDEN #02 「残酷な夜」

前回の続きで、夜、怪物から逃げ惑う4人と、翌日の昼、日常生活に戻った彼女たちの様子が交互に描かれる構成。夜パートでは、必死で逃げ回る4人のリアルな芝居で (とくに声。沢城みゆきすげえ!) たいへんな緊迫感を出しつつ、4人の個性をきっちり出して、感…

RED GARDEN #01 「さよなら少女たち」

予備知識なしで観たんですが、いや驚きました。オリジナルでここまで先鋭的なアニメーションを生み出してくるからGONZOは怖い。 キャラクターデザインから美術、色彩と、画面作りの要素が1から10まで女の子向けのオシャレ系ファッションセンスで組み立てられ…