僕等がいた #21

山本さんのお母さんが倒れ、他に頼れる人のいない山本さんが矢野に助けを求めます。折しもその日は矢野と七美の初めてのお泊りになるはずの日でした。とまあそんなわけで、山本さんの最強にして最大の一撃が見事に決まり、磐石かと思われた矢野と七美の関係に大亀裂発生。その隙を突いた竹内くんが易々と七美をインターセプト。これがラストバトルなのか、大きくお話を動かしてきました。目が離せません。これまでは極力抑えられてきた、ご都合主義的なイベント発生でしたが、多用されない分には平気です。
分かっていたことですが、強気な仮面のはがれた山本さんはもう、素晴らしかったです。主人公がこっちを向いていないのにデレ化してしまった悲劇のツンデレヒロイン。次回以降は押しまくっていくようなので、盛り返しに期待します。
終盤に竹内くんの感動的な (ちょっとクサい) モノローグが入るんですが、それを七美に向かって言えないあたりが、竹内くんの竹内くんたる所以ですね。七美の目に映る「いい人としての自分」を捨てきれないから攻めきれない。そんな竹内くんが大好きです。