天保異聞 妖奇士 #03 「華江戸暗流」

母子と共に下総に行って暮らすか、それとも奇士になるか、逡巡する往壓。正義のためとか誰かを守るためとかのご立派な理由ではなく、あくまで自分自身の問題として、いい歳こいて生き方に悩む往壓の姿は、卑近なだけに迫るものがあります。しりあがり寿弥次喜多シリーズあたりと、意外に近い位置にあるのかもしれません。
宰蔵が化けましたよ。巫女姿は可愛いじゃないですか。そういえば新野美知はまた巫女なんですね。シヴュラ・サイゾウ。しかし月代はどこに行ったんでしょう。まさか被り物?宰蔵の巫女バージョンに加えて、Cパートではよくわかんないけど美少女が水浴び、次回予告ではこれまたお人形さんのような美少女登場。オヤジばっかで華がないなあと思っていましたが、なんだ、キャッチーなキャラもちゃんと出てくるんですね。
作画はやはり安定して高水準。暴れるふんどしジジイが実にいい。アクション作画もいいんですが、アクションが単純なカタルシスに至らない展開なのが、弱いといえば弱いです。