天保異聞 妖奇士 #09 「面と怨」

犯罪者集団・奇士!
面の妖夷に取り憑かれた宰蔵。その宰蔵の行く手を探る往壓たちが知る、宰蔵の過去。宰蔵が舞台に上がるのを禁じられたのは、宰蔵の父 (男色の気あり) が、宰蔵がだんだん女らしくなっていくのが気に食わないからだった(!)。そして宰蔵の罪の正体。

「私は、父を、殺した」

まさか火付けしたってことではないでしょうが、宰蔵も往壓に負けず劣らず、罪を背負ってきているようです。そして小笠原さんも、宰蔵を奇士に引き込むために、偽って妖夷の肉を食わていた事実が発覚。

「詳しい素性は知らぬが、どうせまともじゃないからここに集まっている。違うか!」

と、往壓が吠えたように、この分では残り2人もそれなりの業を背負ってるんじゃないんですかね。
罪を背負った者たちの贖罪、あるいは再生の物語、ということなのかしらん。実に野心的ですが、1年シリーズでそんな重いことやられて、ついていけるかなあ。