天保異聞 妖奇士 #04 「生き人形」

大きな馬に乗る異人の少女、アトル登場。異人だったとは気付きませんでした。言われてみれば、瞳の色が違うし髪はブラウンだし肌も浅黒いんですが、世のアニメには髪の毛がピンクだったり緑だったりする「日本人」が溢れているもんで、つい感覚が鈍るんですね。そう思って見てみれば、確かに髪や瞳の色では嘘をついていなキャラデザになっています。髪や瞳の色で変化をつけずに、印象のかぶらないキャラを作るのはそう簡単なことではないはずですが、よく出来ていますね。
雲七さんが他の人には見えない存在なのは確かですが、竜導とは違う人格なのか、竜導の脳内対話用架空人格なのかは気になりますね。「往壓さはうらやましいや。いつも粋な女が寄ってくる」なんて脳内人格に喋らせていたら、さすがにちょっとイタい。
妖夷から武器を取り出せず、自分の名前の一文字「往」から取り出すという裏技が早速登場。こういうのはクライマックスまで取っておかなくていいんですかね。毎回自分の字から取り出せるならこんな面倒臭い設定にした意味がないですし、一文字につき一回きりという制限でもあるんでしょうか。とすると、残り3文字は、「竜」から出てくるのは当然竜か大蛇、「導」は「道」の動詞としての意味だから武器にはならんかな。「壓」は脂肪のしつこい肉に「厂」で "上からかぶせてしつこさにあきあきさせる意" (from 漢字源)、ですか。面白いけど武器になるかどうか。