天保異聞 妖奇士 #05 「ひとごろしのはなし」

雲七の正体に早速切り込んできたと思ったら、そこからかなりみっともない往壓の過去が暴かれたお話。さすがはローティーンの兄弟にもあれだけのものを背負わせた會川昇、39歳主人公ともなればそれなりのものを背負わせますな。まあこれだけ主観/客観入り乱れた叙述トリックやメタ演出が乱舞する作品のこと、今回の話が真実とは限りませんが。雲七についてはとりあえずアトルにも何かが見えたってことで、純然たる脳内人格ではない模様。
5話目でもう印象最悪のところまで落ちてしまった主人公。ただこの悪印象も、行為そのものというよりはそれに伴う往壓のみっともない言動に起因していて、脚本家のコントロール下にあることは間違いないので、あまり心配はしていません。付いてこれる奴だけ付いてこいってことですね。