天保異聞 妖奇士 #21 「星夜に果つ」

仮面軍団が再登場。西洋の吸血鬼のミイラを入手し、殺生石の力で妖夷として目覚めさせます。人間を取り込んだ妖夷は江戸で女を襲い始める、というお話。
妖夷が美しい女を襲うと聞きはりきって女装する宰蔵は、ちょっといじられすぎのような気はしますが、面白かったです。しかしそんな宰蔵がアトルに一方的につっかかっているうちに、ヒロインの座は元閥に奪われるというしょうもない展開。妖夷にさらわれたお姫様・元閥を、天馬に乗った (なった) 王子様・往壓が助けるという、いかにもなヒロイン演出に噴きました。「美しさは関係なかった」? いやいや、あの場で一番美しかったのが元閥であることは火を見るより明らかでしょう。普段はどこか「男」を残した険のある作画なんですが、今回終盤の元閥は、もう完全に美女として描かれてましたよね。
今回、番組終了後に、4月からの土6新番組として、「地球へ…」の番宣がかかりました。妖奇士は2クール終了の模様。打ち切り、だよなあ。個人的には、この枠で一ヶ月以上視聴が続いたのは「鋼の錬金術師」以来だったんですが、それがこの扱い。土6とはとことん相性が悪いようです。