RED GARDEN #10 「戸惑い」

「軽くヤバい」

RED GARDENスタッフのちょっとヘンな笑いのセンスも、だんだんクセになってきました。軽くヤバい。
獣人と化した男たちも、発症するまでは普通の人間として暮らし、家族もいることを知る4人。自分たちの行為が誰かの日常生活を奪っているかもしれないこと、そしてなにより、知っている誰かが獣化するかもしれない恐怖。レイチェルの先生、ケイトの姉の恋人、ローズの父、クレアの兄と、ここ2話くらいのうちに、4人の周囲に陽に陰に男性キャラを配置してきているのも、どうも胡散臭く見えてきます。
相変わらず謎の本体は小出しにしつつ、周囲をぐるぐる回りながら人間ドラマを展開していますが、キャラ描写も演出も実に丁寧で飽きさせません。話の進みが遅いのも、2クールと知ればまあこんなものかと。