RED GARDEN #21 「最後の朝」

決戦前夜のクリスマスの夜を、思い思いに過ごす4人。勝っても負けても今の家族や友人たちとはこれでお別れ、という切ない想いを抱えた4人の描写は、丁寧な日常芝居に力を入れてきた本作の中でも白眉の出来で、素晴らしかったです。脚本の完成度もさることながら、声優の演技、作画までたいへんいい仕事。脚本:岡田麿里・山下友弘、絵コンテ:松尾衡、演出:あべたつや、作監:阿部達也・堀井伸雄。
クレアはバーガー屋の親父に別れを告げた後、ユアンと2人で過ごすクリスマス。親父が最後までツンデレしていて素敵でした。ユアンは最後の最後にやっと報われましたね。家で母や兄弟たちと、父の帰りを待つローズ。レイチェルはギンギンに着飾ってクリスマスパーティに乗り込み、嵐を巻き起こして去って行きます。ケイトは何故かポーラと2人。なぜポーラ、とは思うものの、ベタベタした百合っぷりが素晴らしかったのでよし。化粧してもらうのはエロいなあ。ゆりゆりゆり ゆりゆりりり〜
翌朝、それぞれのクリスマスを過ごした4人が学校に集合し、いざ決戦へ、という流れも格好良く決まっていました。あと1回でちゃんとケリがつけられるのか、という一抹の不安はありますが。