RED GARDEN #04 「私たちは、どこへ?」

徐々に、徐々に日常から滑り落ちていく4人。本当はもう失ってしまっているのかもしれない日常にしがみつき、滑り落ちまいと足掻き藻掻く彼女たちの描写が実に丁寧で、確かな演出と相俟って、見ていて息が詰まります。スタッフが見せたいのは、あっと驚く設定やぐいぐい引っ張るストーリーではなくて、彼女たの藻掻くさま、そのものなんだろうなあ。
再び蝶に呼び出され、狂人と闘うことになる4人。今回はレイチェルが金属バットで撲殺。あれ、そのくらいで死んじゃうんですか。彼女たち自身の変化、あるいは成長を促すための一種の訓練のように見えますが、こうも簡単だとその意図を掴みにくいです。精神的に追い詰めることが目的なんでしょうか。