桃華月憚

桃華月憚 #26 (最終回) 「華」

最終回、すなわちこのアニメにおいては物語の発端となる桃香と桃花の誕生と出会いの回。特段のひねりやストーリー上のサプライズもなく、桃華月憚にしては素直な作りの時系列初回だったかと思います。 変に謎解きに走ることなく、叙情的にまとめたのは個人的…

桃華月憚 #25 「〆」 補遺

司会:章子&春彦、ナレーション:水戸部千希己でお届けするドキュメンタリー、「サブタイトル〆 (エックス)」。時系列上は第1話の後に位置し、桃香、桃花が消滅し上津未原が浄化された後に、キャラたちへのインタビューとイメージ映像 (という名の回想シーン…

桃華月憚 #25 「〆」

BS朝日が急遽放送延期したため、MXTVで視聴。BS朝日が中止した当初は、総作監のアナウンスもあったので静観していたのですが、翌日スクイズ騒動が持ち上がって急に不安になってきたり。まあともあれ無事に放送してくれて一安心です。BS朝日は来週25、26話を…

桃華月憚 #24 「綾」

「なぜか、エックス」「どうして、エックス」「されど、エックス」 「次回、〆 (えぇぇぇっっくす)」 爆笑しました。卑怯だなー。 桃香と桃花の桃華台学園初登校の巻。順方向に見れば序盤の学園関連キャラ紹介エピソードですね。始業式で桃花の石剣と真琴の…

桃華月憚 #23 「嫁」

前回とは打って変わってギャグテイストたっぷりな回。真琴に案内されて、桃花と桃香が桃華台学園を見学の巻。「あちら側」に連れて行かれる生徒たちがたくさんいる、と聞かされた矢先に桃花が狐の嫁入り行列に攫われ、鬼梗に連れ戻されたり。鬼梗にお姫様だ…

桃華月憚 #22 「陰」

脚本:山本麻里安で、桃花が転校早々エグいイジメに遭う話。脚本家の底知れぬ心の闇を見たような気がしますよ。あまりに描写がエグくて、単話として見るとエンターテイメントの枠を踏み外しているとしか思えないんですが、シリーズの中でのきちんとした位置…

桃華月憚 #21 「園」

能登麻美子脚本回。私小説風のモノローグで綴る、桃花の恋心の芽生え。セリフよりモノローグが多くて、いわゆる脚本らしい脚本ではないんですが、乙女ちっくな桃花の心情を瑞々しく描き出す好脚本で、率直に言って驚きました。 絵コンテは今回初めて望月智充…

桃華月憚 #20 「桃」

二宮会主催の桃狩りに参加するいつもの面々。真琴の桃尻にかぶりつこうとする章子さんや、川を流れてきた大きな桃を刀で真っ二つにして桃太郎惨殺事件を起こす春彦を始め、愉快な桃狩りを楽しむ一行。一方で桃香は二宮三姉妹に掴まって、作りものである自分…

桃華月憚 #19 「幕」

OP後に即CMが入り、もしや放送事故かと心配しましたが、今回は本編が20分ぶっ続けで守東家の血縁を辿る演劇。1話から延々謎のままだった清次/清春、由利子/由美子絡みの込み入った人間関係はほぼ明かされた、と思います。……っていうかなんだこのヤバ過ぎる血…

桃華月憚 #18 「海」

清水愛脚本による水着回。プール開きの日、学園の生徒たちがプール遊びに興じる一方で、由美子ママが自分の部屋の前に海を出現させてしまい、という話。章子さんの百合の花咲く妄想がもはやガチレズの域に達していたり、由美子ママの粋な計らいで皆さん海苔…

桃華月憚 #17 「月」

サブタイの「月」は、空の月でも暦の月でも月曜でもなく「月のもの」。いやその発想は無かったわ、さすがは桃華月憚。そんなわけで真琴に初潮が来て、真琴の中の龍皇が覚醒して大暴れ。その影響を受けた桃花と由美子がそれぞれセイ、ジュナの人格を発動、一…

桃華月憚 #16 「星」

寧々、香陽姉妹回。夏、ヒンシュンシェンシャンション (?) 彗星が449年ぶりに地球に最接近する日。香陽が久しぶりに姉の寧々を訪ねてやってきます。多分香陽はこれが物語時間で初登場。夜に彗星観賞会をする桃香たちでしたが、望遠鏡に映ったのは寧々と香陽…

桃華月憚 #15 「暦」

例によって締切日というのに小説が書けなかった由美子ママが、日めくりカレンダーをめくらなかったら、上津未原には同じ日がもう一回来ちゃいましたという話。皆が自覚せず同じ日を繰り返している中、なぜか自分だけ前回の記憶が残っていた真琴が右往左往。1…

桃華月憚 #14 「旅」

葉月、リリス、ケンちゃんが「桃華月憚」の本の中を旅するという、「ヤミと帽子と本の旅人」フォーマットなお話。まあこの作品にヤミ帽を絡ませるならこれが一番素直な構成なんですが、さすがにここまで完璧にヤミ帽をやるとは思ってませんでしたよ。劇伴ま…

桃華月憚 #13 「館」

温泉旅行で温泉旅館にやってきた桃香たち桃歌台学園の仲良し御一行。温泉や食事を楽しむのもつかの間、奇怪な雰囲気漂う旅館の中メンバーが次々と姿を消していき、残された桃香と桃花は旅館とおかみの呪われた過去を知ることになる、というような話。山本麻…

桃華月憚 #12 「命」

小説のネタに詰まった由美子が、ネタを求めてその力で桃香に子犬をあてがう話。ママの書くハーレクインな小説にシンクロして進行する、桃香と子犬のストーリー。人形であった桃香が、子犬との交流を通じ生と死、命、そして喪失の哀しみを知ります。 由美子の…

桃華月憚 #11 「祭」

学園祭という名のカオス。サブタイ通りのお祭り回でした。 声優脚本回一発目、山本麻里安。何かヘンだとは思いつつ、結局クレジットを見るまで確信はできなかったので、個人的には文句なしです。元々何でもありな作品ですしね。 ゲストキャラのBLコンビ、ナ…

桃華月憚 #10 「血」

久々に意味不明で、視聴者をクエスチョンマークの海に叩き落とすような電波なお話。5話以来の望月智充脚本で、実に桃華月憚らしい回でした。ユーリカを筆頭に石剣を狙って上津未原に侵入した一団が壊滅させられる話、だった模様。 新キャラ2名登場。というこ…

桃華月憚 #09 「雪」

クリスマスイブに、二宮会主催のクリスマスパーティに参加する桃香、桃花たち。桃香へのプレゼントに編んでいたマフラーをなくしてしまった桃花は、マフラー探しに懸命で桃香とはすれ違うが、という話。前回に引き続き学園ドタバタを中心にした軽めのお話で…

桃華月憚 #08 「氷」

「お入んなさい。一緒におねんねしましょ、桃香ちゃんと桃花ちゃんと由美子の三人で」 さんぴー! さんぴー! 母と息子とその彼女! ママえろすぎです。相変わらずやらかしてくれるわ桃華月憚。 季節は冬、年末恒例遊び納めのスケート大会の日。章子や二宮の…

桃華月憚 #07 「闇」

前回から一転してシリアス、ジュナが憑依していた由美子から分離する話。ジュナとしての人格が表面化し、かつてイサミヒコを見殺しにしたセイを殺さんと暴れ回る由美子。ジュナとセイの力が激突し天変地異に襲われる上津未原。咆える伊藤美紀が素晴らしい演…

桃華月憚 #06 「蝶」 補遺

二宮三姉妹と六条章子が学園の覇を競って和菓子対決! 黒やん@ジャぱん の如きリアクション芸を披露する鬼梗! ぶっ飛んだ学園スラップスティックコメディ回でした。最高に頭悪い脚本に演出もノリノリで、絵コンテが「ときめきメモリアル Only Love」の高本…

桃華月憚 #06 「蝶」

本編にも死ぬ程笑ったし、いろいろ突っ込みたいところはあるけど、とり急ぎ。 ちょっ、何この卑猥なボカシ! 毛でも写っちゃいましたか。アニメでこんなボカシ入るの見たことないよ! これっぽっちも自重してねー。(参考:今週の桃月#6 : AS Days)

桃華月憚 #05 「仏」

最後の平和な日常という位置付けなのか、学園生活描写 & 食い物スペシャル回。鬼梗が割烹着を着て味噌汁を作っていたり、桃花が本格的に食いしん坊ぶりを発揮したりしていて和みました。 今回もエロスは全開。作監:石原恵。Fate/stay night の、というより…

桃華月憚 #04 「冠」

前回回想シーンで入った、セキ剣を振りかぶる桃香の回。今回斬られた式神の「みはし」がラスボスで、桃花=セイを拉致し、その力をもって桃香を操り、セキ剣でジュナやフウを斬らせようとする企みが失敗する話、だった模様。 ツインテール幼桃香と幼いころの…

桃華月憚 #03 「剣」 補遺

さて、冷静になって再見。 桃香の一連の回想シーンは、現在の桃香→ツインテールの幼桃香→イサミヒコの順だったので、やはり過去へと遡っていた様子。イサミヒコが桃花っぽい女の子を奪われそうになり、セキ剣を手にするところから始まる、セキ剣と桃香=イサ…

桃華月憚 #03 「剣」

さすがヤミ帽スタッフ、早速やらかした! ママの布団に入って、「駄目よ。そんなとこ、さわっちゃ駄目ぇ」とか、「桃香ちゃん、濡れてる〜」とか、何やってんだあんたら。ママの手をたっぷりと濡らしているその白い液体は一体何だ!? 堪らない淫靡さです。…

桃華月憚 #02 「歌」

明らかに時系列上第1話の前に位置し、今回のラストがそのまま第1話に繋がる構成。時系列を遡りながら放送していて、第1話が物語の最終回と捉えるとすっきり納まりますね。あの錯綜した構成もクライマックスの盛り上がりと考えれば納得行きます。まあそれすら…

桃華月憚 #01 「桜」

オービット原作、「ヤミと帽子と本の旅人」スタッフによる新作。原作知識なし。 絵に関しては1話だからということもあるのでしょうが、西田亜沙子のキャラに美術、色彩、撮影まで含めてよく作り込まれていて、たいへん美麗ないい出来でした。お話に関しては…