地獄少女 三鼎 #07 「うそつき」

父親が蒸発し、母親の実家がある町に出戻ってきた母子。体裁を繕うため、母親が病気で療養中であるという嘘を強要された息子は、良心の呵責と母への同情の板挟みにあって、という話。誰を流すのかがまた焦点になりましたが、今回はわりと予想がつけやすかったなあ。正義感や思いやりの押しつけは、時として人を追い詰めるという話。依頼人発狂エンドという救いようのないオチが良かったです。母子の情愛とか級長のキャラについては、もう少し濃い目の味付けも出来たと思うんですが、脚本の根元歳三は初参加ですし、こんなもんですかね。
きくりのフンドシを掴んで地獄落ちというコントは、ネタとして面白いと同時に、きくりが蜘蛛の化身であったことを考えるとなかなか巧い比喩になっていて、2期のうちに出てこなかったのが不思議なくらい良いアイデアだよなあと感心しました。あと地獄少女ネタの漫才が面白かった。「遅刻少女」って。