「紅」 #11 「われ思考う」

九鳳院に潜入するものの手酷い反撃を受け、紫にまで帰れと言われて敗走する真九郎一行の巻。口だけかと思ってたのに意外にも武闘派だった竜士に噴きました。自ら五月雨荘に乗り込んできただけのことはあります。やる気満々でリンにリベンジマッチを仕掛けたのに、またもコテンパンにやられてしまった弥生さんは本当に可哀想だなあ。
クライマックス間近というのに今回も真九郎はやられっ放しでしたが、やはりお姫様の意思がなければ始まらないということなんだろうなあ。「その子が信じてくれたなら、泥棒は空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに」ではありませんが、事態を解決するのは外力 (真九郎の拳) ではなく、今回と次回のサブタイが示すように、自らがどう在りたいのかという紫自身の意思であると。竜士の描かれ方もラスボスというよりは、紫と同じ九鳳院の因襲に囚われてしまった人間の一人という方向になっていますし。