電脳コイル #23 「かなえられた願い」

総集編を挟んでの復活。デンスケを救うために、コイルドメインを探すヤサコとイサコの巻。猫目のうまい話を罠と知りつつ、それでも僅かな可能性に縋ろうとして、あるいは全ての発端が自分にあることに対する罪の意識から、どんどん危険な方へと身を沈めていくイサコさんが痛々しかったです。そして案の定罠にはまり、デンスケはヌル共に喰い散らかされ、イサコは "NO DATA" という最悪の状態で次回へ。
電脳メガネに関する種々の怪奇現象については、ついにタネ明かしがありました。オバちゃんの説明によると、電脳メガネの通信に使われている、画期的だけど原理が分からないアンテナ素子が、実は人間の意識を受信して云々と。しかし、意識の受信と操作までは脳内電流の観測と制御として納得できるとしても、「意識を電脳空間に取り出す」ってのは説明できてないよなあ。結局オカルトとして受け入れるしかないのか、あるいは残り3話で、補足説明かどんでん返しが入るのか。
残り話数が詰まってきたからか、それとも作画の省力化のためか、延々説明台詞が続いたのは気になりましたね。ただでさえ内容が難解なのに台詞が硬いもんだから、どにうも上滑り気味。終盤のイサコの述懐も、台詞がちと直接的すぎたような。