レ・ミゼラブル 少女コゼット #20 「修道院の日々」

修道院に入ったジャン・ヴァルジャンとコゼット。コゼットは女子学校でたくさんの同年代の友達ができ、ジャン・ヴァルジャンは庭師として満たされた生活を送ります。
男の人のことなど考えただけでも罪とされる厳格な修道院内とはいえ、子供たちの心まで縛れるはずもなく、壁に耳をつけて、聞こえてくる物音から外の世界を想像する女の子たち。聞こえてくるフルートの音色に耳を傾け、それを吹く人のことをめいめい想像するくだりは、オチまでついて面白かった。なによりコゼットにとっては同年代の女の子たちとの触れ合いが、年相応の潤いを与えます。次第にまだ見ぬ自分の王子様を夢見るようになるコゼット (なんてこった)。
一方庭師になり髪をセットしなくなったジャン・ヴァルジャンは、ますますキザで怪しい中年に。木に登るコゼットを荷車の陰から覗く姿はもう変質者そのものです。
そして、ラストでひどい不意打ち、5年後のコゼットが登場。ああさようなら幼女コゼット、実に時の流れの残酷なことよ。……っていうか成長しすぎでは。まだローティーンですよね。成長したコゼットがあまり可愛くなかったのも悲しいですが、今週の作画のせいだと思いたい。噂のマリウス青年もついに顔見せ。