大江戸ロケット #07 「トンデモない飛んだ女」

暴走して長屋に迫る新佐の巨大からくりを止めるため、長屋の面々が見ている前で力を使ってしまうソラ。人間ではないことを知られてしまったソラは長屋を去ろうとするが、という話。
ソラを巡る人情話がメインですが、とかく今回もネタ満載でした。江戸の町を破壊しながら暴走する巨大ロボという時点で既にネタですが、西方寺 (当時は浅草界隈にあったらしい) で起動したロボが見下ろす町並は、どうみても秋葉原メッセサンオー (垂幕には「劇場版 鋼の浮世絵師」) だの虎の穴 (モザイクつき) だのラジ館だの。見上げる人々にはレイヤーとデジカメを構えるオタク。果てはみなもと太郎サムシング吉松、水島監督にアニメ様 (胸に「電脳」と書かれたグラサンの男は? いや、単にアキバだからということかもしれませんが)。「源蔵のお母さん」「隣の野郎はどこの誰だい?」。「とりあえず、アキバハラで藤娘喫茶を開くってんで、おっきな看板立ててそれが倒れた。そういうことにしたらしいから」。あと長屋連中のボケ倒しに切れた銀さんが十六文キックとか。
一方で八丁堀は、匿った青い獣への捜査の目をそらそうと、自ら殺しに手を染めます。ああ、決定的に黒化してしまいましたか。惚れた女 (中身宇宙人) のために、片やロケット作り、片や殺しとは。