オーバン・スターレーサーズ #26 (最終回) 「真実のとき」

最後の最後でジョーダンがアバターに! 何の冗談かと思いましたが、まあ優勝チームの搭乗員の一人ですから、一応資格はあるのか。当人は納得していましたが、それにしたってこれから1万年間、宇宙の安定のためにオーバンに繋がれるというのは、やっぱり貧乏くじを引かされたような。
ともあれ、ジョーダンの尊い犠牲のもとにオーバン・スターレースは大円団。モリーを巡る恋の鞘当ては、片や神様になってオーバンに残り、片や自分の星に帰って、結局親父エンド。いいのかそれでとは思いますが、モリーはいつだってドン・ウェイ一直線だったし、こんなもんか。
原画に中村深雪、杉本功。オーバンにお別れをする投げキスのカットが良かったです。

総括

ストーリー面では正直、大味で進行も遅くてと不満も多かったのですが、日本向けアニメでないことを考えれば、これで間違いというわけでもないのでしょう。一貫したテーマを最後まで見失わなかった点は良かったです。オリジナリティのある世界観や、多彩なキャラ、メカ造形の面白さといった点は、純日本アニメではなかなか味わえない部分ですね。そう簡単に内容が古くなる作品でもないので、いつかBSなり地上波なりに降りてきて、多くの人の目に触れるようになるといいと思います。