地獄少女 二籠 #24 「連鎖」

柴田親子 (ちらっと) 登場！ うえだゆうじの声に即座に反応してしまいました。1期終了後に「真実の地獄少女」なる本を自費で上梓していた一 (はじめ)。そして大きくなったつぐみが登場。顔見せ程度であまり必然性のない登場でしたが、1期視聴者へのファンサービスとしては素直に嬉しいです。はじめは消息不明ということになっていましたが、まあつぐみが無事ということは、調査が及ばなかっただけでしょう。そういうことにしておきたい。あの親子がまた巻き込まれてしまうのは可哀想ですし (とはいえ、はじめは誰かに流されてもおかしくないくらいの恨みは買ってる)。
地獄流しが大流行して、どんどん人が消え始めるラブリーヒルズ。公衆の面前で次々と人が消えていく中、地獄流しの依頼者たちは全ての原因を拓真に押し付けようとします。警察は偶発的な失踪事件として捜査するものの、警官にも被害者が発生。手掛りを探す飯合兄は柴田の著書に辿り着き、地獄通信の存在を確信。しかし、拓真に地獄流しの刻印がないことを確かめ、無実を知った飯合兄を、証拠湮滅を謀る自警団がリンチ。大筋予想通りとはいえ、怒涛の重い展開でした。
地獄流しの流行は、連鎖というよりは刹那的な恨みが即座に地獄流しに結びつくようになったという感じですね。身近な人がどんどん消えていくという異常な状況、そして人の消失という形で地獄通信の存在が立証され、かつ警察の捜査が依頼人に及ばないのを目の当たりにしたことで、たがが外れてしまったという感じでしょうか。自警団の警官へのリンチも含め、集団心理の恐怖はよく描けています。しかしこの状況、どう収めるんでしょうね。全滅エンドもこのアニメならあえりえるか？
一方きくりの悪戯で、地獄少女本部に連れて来られた蛍。ついにばあやの正体が明らかに！？ と思いましたが、画面には映してくれないんですね。ばあやを見た蛍の驚きようは只事ではありませんでしたが、気になります。