地獄少女 二籠 #23 「不信」

せりの消失後、またもラブリーヒルズで発生する失踪事件。警察の捜査が行き詰まる中、町の人々はさらに拓真への疑いを強めていきます。一方、事件の捜査に当たっている警官の妹、飯合蛍が兄を助けようと事件に首を突っ込みますが、拓真の家に訪ねてきたところをきくりが拉致。妹を捜しに拓真家へやってきた兄の目の前で、ついに人が消えます。
恨みが恨みを呼び、地獄流しが連鎖する展開。地獄流しという簡便かつ安全な殺人代行システムが人口に膾炙するようになったら、いつかは当然起こり得ることですね。次回のサブタイはそのものずばり「連鎖」。地獄流しの社会問題化というのは、長期化した作品ならではの着眼点で面白いです。相変わらず自分は関係ないのに火の粉ばかりが降りかかってきて、どんどん追い詰められていく拓真が最後に誰を流すのか、あるいは流さないのかといったあたりがクライマックスになるのでしょうか。今度こそ、尻窄みにならないクライマックスを期待したいですね。