地獄少女 二籠 #17 「沈黙のまなざし」

母を地獄に流そうとする依頼人、寧々 (CV:間宮くるみ)。しかしその母、穂波 (CV:岩男潤子) は、11年前に家庭内暴力を働く夫の地獄流しを閻魔あいに依頼した依頼人でもありました。母は寧々が自分を地獄に流そうとしていることを知り、寧々を地獄に行かせないために自ら陸橋から身を投げます。依頼人のその後という着眼点は第1期「煉獄少女」回の系譜。依頼人が辿る因果な人生、そこに娘を巻き込むまいとする母の愛。ビターな展開が良かったですね。
一目連が母子に干渉するか否かがもう一つの見所だったわけですが、一目連があの母子に拘る理由がよく分からないというのもあって、どうも盛り上がりには欠けましたね。干渉を止めさせようとする輪入道も、15話では盛大に干渉していましたし。今回に限らず三藁の過去話が出てくる回は、三藁の過去と現代の地獄流しがあまり上手くリンクしてない印象です。
刀の付喪神だった一目連。三藁のうち、元が人間だったのは骨女だけなんですね。閻魔あいに見初められた日、生まれたまんまの一目連の姿はエロかったなあ。
作画は上々。作監:石川智美。第2期は作画が本当にいい仕事をしています。