地獄少女 二籠 #10 「曽根アンナの濡れた休日」

第1期の「地獄少年」回を越えた!素晴らしいバカアニメでした。
千葉繁オンステージ。だらしなくて夢ばっかり語っているダメ映画監督、根来哲郎を熱演。とにかくやることなすことだらしないんだけど、そのダメさ加減が女の保護本能をくすぐるらしい根来に振り回される女4人。うち一人が骨女。女に流されるなら本望と言う根来でしたが、彼を地獄に流す依頼人はなんと男。愛車のハチロク、パンダトレノを傷付けられた怨みを晴らすという、まことにどうでもいい理由で流されます。依頼人の名前は「豊田八六」。久々におしおきコントも復活。根来自身がメガホンを取って、名画のパロディやらレビューやら。閻魔あいの決めシーンはモノクロサイレント。字幕で「闇に惑いし〜」の決めゼリフを言います。いやあ楽しかった。

「たまには骨休めも必要よ」

閻魔あいがつまんないギャグを言った!しかも思い出して恥ずかしがってる!普通の女の子みたいだ。どうしちゃったの?
きくりの方は今回カエルの合羽を着て登場。根来にひとしきり嫌がらせをした後飛び去っていきますが、その空から舞い降りてきて、根来の顔に絡みつく白布はまさかフンドシ?幼女のパンツと思えば……。映画の中ではウインクしてきたりと、今回サービスいいですね。
わたなべひろしの絵コンテ・演出回。冒頭からぐるぐる回るカメラワーク、スローモーション、どぎつい色彩と映像遊びがいっぱい。ショッキングピンクを背景にした骨女のふくらはぎとか。止め絵としてのレイアウトも実に決まってます。第1期の時は「うえきの法則」の監督をやっていたのでほとんど登場しませんでしたが、今回はローテーションスタッフとして入ってくれるのかな?
しかし、重苦しいシリアスにせよギャグに走るにせよ、第2期は振れ幅が大きいなあ。毎回実に濃いです。このまま走り切れたらすごいもんですが。