ちょこッとSister #22 「はじめての御主人様」

うええええ!心底驚いた。重めのエピソードを2回やって、今回は息抜きバカエピソードだと思ってたのに。実際ラスト近くまではそうだったのに。まさかここまで厳しい展開が待っていようとは思いもしませんでしたよ。当時は意図が分からなかった前々回ラストの不思議演出、前回の幽霊話と、超常っぽいオリジナル展開を連続して入れていたのは、ここに繋げるためだったんですね。お見事。
しつこく繰り返されていた「私はちょこ。お兄ちゃんの妹なの」という台詞が示すように、自分の存在理由を「お兄ちゃん」に全面的に依存していたちょこが、「お兄ちゃん」に存在を否定されたらどうなるのか。今回のお話は、シリーズの折り返し回だった12話からのロングパスでもありました。今話を境に、アニメ版は完全なオリジナル展開 (あるいは原作に先行した展開) に入っています。どう展開し、どう終わるのか、まったく予想がつきません。楽しみです。
脚本:雑破業、絵コンテ:こでらかつゆき、演出:migmi、作監:野崎麗子。原画に古賀誠。作画はやや不安定でしたが、Bパートの各人のメイド姿とラストを中心に、力を入れるべきシーンはきちんと出来ていました。