僕等がいた #23

七美に自らキープくんの地位を申し出る竹内くん。七美は当然それをうまうまと承諾。だからそっちは修羅の道だと……。一方、矢野が学校に復活しても、ぎこちないままの矢野と七美。竹内くんの告白も微妙な影を落とし、仲直りも上手く行きません。そんな中、必死で矢野に食らいついていく健気な山本さん。さて、どうオチをつけるのかなあ。あるいは、話数分原作を消化したところでオチもつけずに終わってしまうのか。
今回は矢野と母のぶっちゃけすぎなトークがすごかった。

「白状するわ。本当は思い付きで産んだの、あんたのこと」
「計算外の妊娠だったのよ。子供なんて一度も欲しいと思わなかったし。けど、堕ろすのも怖くて。でも、もしかして子供ができたら、あの人が奥さんと離婚考えてくれるかと思ったのは事実だけど。そうは上手く行かなかったわ」

父親とコミュニケーションとれている様子もないですし、矢野の周りには頼れる大人がいないよなあ。
そして、何度ふり払われても矢野を追う山本さんは今回も素晴らしいです。私が思うに、矢野が冷たいのは眼鏡を外してるからじゃないかな。山本さんの、その一途な行動力や考えなしな危なっかしさは、矢野にとって母親とかぶるところがあるのかもしれません。髪の色、くすんだ青系統のイメージカラー、そして声質が似ているのは、果たして偶然の産物なんでしょうか。