あさっての方向。 #04 「信じてほしい」

目の前の女性がからだであることを納得できない尋。すったもんだの末に、尋が大人のからだを受け入れるお話。
成長したからだの身体を盗み見る尋の視線がエロいな。いちいち張り出した胸とかお尻とかを強調するカメラワークが素晴らしいです。血の繋がってない妹は、見慣れぬ大人の姿 (しかもナイスバディ) で視界をうろちょろし、一方昔付き合ってた女は今は幼女。実に倒錯した美味しいシチュエーションと申せましょう。
相変わらず、成長・退行というファンタジーの扱いが実に丁寧で感心します。当人であるからだや家族である尋が、この異常事態に戸惑う様や、次第にそれを受け入れていく過程を、何一つ飛ばさずにじっくりと描写しています。この腰の据わった心情演出は、今期だと「僕等がいた」と双璧でしょう。
尋まで味方に引き込んだところで、この先三人はどうするんでしょうね。次回予告で尋と椒子が枕を並べて寝ていたのが、いろんな意味で気になります。からだは引き続き椒子の部屋に居ざるを得ないでしょうし、とはいえ家族が一緒にいないのも不自然ということで、尋も椒子の部屋に押しかける展開かな?あと、からだを捜しに家を抜け出して祭りに来たのに、後半全く話に絡めなかった徹允は可哀想。
作画は、流石にちょっと厳しくなってきましたかね。一ヶ所動かないカットがあったのは、間に合わなかったのか編集ミスか。