ヤングアニマル No. 17

東雲太郎 (原作：エンターブレイン)「キミキス」。ヤングアニマルあいらんどで先行読切を発表した (感想) 東雲太郎の「キミキス」が満を持して本誌登場。脳味噌がとろけそうなくらい甘いお話に、瑞々しく華のある東雲太郎の絵柄が実によくマッチしており、凄まじい破壊力を発揮しています。ゲーム原作ということでマルチヒロインだと思うのですが (あいらんど版ではたくさん顔見せしていました)、一人目が姉貴分というのも東雲らしいなあ。全体的に、期待通りの出来でした。絵柄で気になったのは、女の子の頬に乗せているトーンがうるさいことくらいかな。原作がPS2ゲームということですし、題名も題名ですからキス以上のエロは封印するのでしょうが、この分なら全く問題ないです。隔週での連載能力に問題がなければ、アニマルでも中核を担う作品になっていくんじゃないでしょうか。
若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ」。クラウザーさんの血は緑色。ジャック・イル・ダークの娘、ケニーの誘いで、凶悪なメタルバンドを集めたフェス、サタニックエンペラーに出場することになったDMC。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待です。
宮野ともちか「ゆびさきミルクティー」。連載再開。いけないと思いつつも亘とデートするユキ。チンピラに絡まれ、顔をはたかれたことに激怒したナルシスト・ユキは蹴りでチンピラ共をのしますが……。ええと、亘ルートに入っちゃった？このマンガだと亘エンドも普通にありそうなところが怖いです。