週刊少年サンデー 12号

若木民喜神のみぞ知るセカイ」。教師は生徒に理想を見せ続けなければいけない、ジャンボ鶴馬のように! と説得する長瀬先生編最終回。いつもながらの見事なクライマックスだなあ。行くかと思わせて一度引き、最終ページで結着という構成も上手かったです。長瀬先生と生徒たちの関係についてはその後のフォローがほとんどなかったんですが、結局みんなマラソンは走ったんでしょうか? 長瀬先生編全体としては、終盤にさしかかるにつれ年上、教師という色がどんどん薄くなり、普通のヒロイン攻略っぽくなってしまったのがやや残念なところでしょうか。まあそこを本格的に突っ込んでいくと、少年誌ではできないことも多いのでしょうが。どうやら二階堂先生の方は後に含みを持たせているようなので、そちらの方に期待するとしますか。
藤木俊はじめてのあく」。停電 & 家には2人きりという王道シチュエーションで接近するジローとキョーコ、と思ったら馬に乗った変態が乱入。レギュラーキャラにするにはちと濃すぎるような気がしますが、変態キャラの逐次投入 (& 使い捨て) という形式になるとすると、本格的にらんまっぽくなるなあ。まあどちらにせよ、やはりこの手のキャラの投入はちょっと早過ぎるような気はします。