「紅」 #05 「望み」

日曜日に真九郎と紫が崩月家を訪問の巻。ストーリー的な進展はほとんどないものの、紫が初めて同年代の女の子と触れ合い (一方的にオモチャを破壊していただけのような気もするけど)、帰ってきては五月雨荘という擬似家族の中で知らなかった暖かさに触れるという、このアニメの真骨頂部分を体現したような回だったなあ。
紫関連以外では夕乃プッシュ回だったわけですが、学校では真九郎まっしぐらな天然さんに見えて、その実殺し屋の家系に生まれた宿命を自覚していたり、崩月にあまり馴染もうとしない真九郎に複雑な思いがあったりと。真九郎への接し方にも微妙な湿度が感じられて、和装と相俟って陰影のある描写が魅力的でした。

  • 「テレビは一日2時間までって言ってるんですけど」。いや、そうは言ってもあの何もない部屋で一日過ごすというのに、テレビを見るなというのも無理な話。せめて図書館で絵本でも借りてきてあげるとか
  • 真九郎の部屋でアパート住人が勝手に酒盛りしているあたり、やはり一刻館だよね
  • 弥生さんホント素晴らしいなあ