週刊少年サンデー 17号

藤田和日郎「月光条例」。藤田和日郎、サンデーに復帰の新連載60P。数十年に一度青い月光が地上に届く時、おとぎ話が狂い始める。本から飛び出した鉢かづき姫に見出された主人公が、月光に狂ってしまったおとぎ話の登場人物たちを成敗、という話になる模様。大御所らしく安定した上々の滑り出しでした。やはり藤田がいると雑誌の安定感が違うなあ。
緒里たばさ「クナイ伝」。扉絵での三者三様の可愛らしさに参りました。本編もWヒロイン尽くしで言うことなしでしたが、しかし一番刺激的だったのは、妙な液をぶっかけられてベトベトになっている邪紅様だったかもしれません。
椎名高志「絶対可憐チルドレン」。デス帖編完結。アイデアの練り込み、キャラの回し方とも申し分なく、切れ味の良いエピソードでした。しかし兵部、ガチロリとばかり思ってたのに実はババアも守備範囲だったのか。まあ奴にとっては因縁浅からぬ女性ですし、きっと少年時代にいろんな初めてを教えてくれたお姉さんだったんだろうなあ。