レ・ミゼラブル 少女コゼット #49 「私のお母さん」

マリウスとの結婚を2月に控えたコゼットが、母ファンティーヌの眠るモントルイユ・シュル・メールへ小旅行。アニメも大詰めにきたここで、物語の発端に視線を戻すエピソードを挟んでくる構成は気が利いていて良いです。実に11話以来のモントルイユ・シュル・メールでしたが、アランが市長代理となって街も工場も切り盛りしていた様子。多分まだ10代だったアランがいきなり市長代理になったとか、ファンティーヌの悲劇を教訓にして工場に託児所を併設したとかいうくだりは、ちと出来過ぎていてクサくはありますが、いい話でした。そしてお久しぶりのシスター・サンプリス & アラン。毎度聞き慣れている声なので久しぶりという気持ちがあまり湧いてこないのはナンですなあ。
しかしまあなんだ、まだ指名手配中だから顔見知りだらけのモントルイユ・シュル・メールには行けないという事情は分かるんですが、だからって自分が市長だったとかマドレーヌと呼ばれていたとかいうことすら教えずに、コゼットを行かせてしまうジャンはさすがに無責任が過ぎるような。自分で説明する勇気がないからシスター・サンプリスに説明役を押し付けたように見えますよ。