レ・ミゼラブル 少女コゼット #42 「マリウスからの手紙」
コゼットの想い人がバリケードに居ることを知り、これ以上コゼットを悲しませまいと、マリウスを助けにバリケードに向かうジャン。だんだんと嫌な雰囲気が漂ってきたバリケードに颯爽と表れる我らがヒーロー、ジャン・ヴァルジャン! という展開はたいへんに燃えましたが、些か冷静さを欠いた行動であることは否めませんね。ジャンとマリウス、2人して死んだらどうするんですか。バリケードに入った後も、マリウスを引っぱり出すわけでもなく普通にバリケードに参加してたしなあ。コゼットに男がいたショックでもうどうでも良くなっちゃった?
バリケード内の描写は今回も良かったです。来ない援軍、次々に陥落していく他のバリケード。女性や負傷者は脱出させ、家族を養わなければならない者にも出て行かせ、じりじりと追い詰められていく様がいい。朝が来て、ついに政府軍は大砲を投入。一気に蹴散らされてしまうのか、というところで次回へ。