DARKER THAN BLACK -黒の契約者- #08 「五月雨にクチナシは香りを放ち… (後編)」

探偵の猫探しは先妻の変死事件、そして未亡人の暗い情念へと繋がっていき、一方黒はいつものように任務を遂行。匂いにまつわる2つの話は僅かに触れ合った後、それぞれの結末を迎えます。靴下かよ、というおかしみの中にも切ない余韻を残すオチが実に良かった。
自分の身体を無くしてしまった者の悲哀、あるいはヘルナンデス猫 (マオ) さんの受難。今回は終わってみれば猫回で、全般に猫さんがお茶目かつラブリーでよろしかったです。銀もかつてない程に台詞が多かったですし。お話としても、初めて人が死んだり不幸になったりしなかった軽めの作りで、探偵コンビが生き残ってくれたことにホッとしています。ちょい役でいいから時々顔見せしてくれるといいなあ。ホウムラン軒の王親子もね。

「ありえませんよ、今時そんな差別発言」 (キコ、7話)
「おい、ありえないぞ、今時そんな動物虐待」 (猫、8話)

キコと猫の意外なシンクロと言うべきか、別人から同じツッコミを喰らう凱のベタさ加減と言うべきか。