大江戸ロケット #08 「恋も殺しもやるってさ」

手負いの青い獣のために、人を殺めてはその血を持ち帰ることを繰り返す八丁堀。仲間を裏切り、人として大切なものを捨て、その手を血に染めてしまいます。一方ソラの正体が臍様銀次郎にばれ、ソラの口から自分が青い方の獣を掴まえるためにこの星にやってきたスペースパトロールであることが、陽に語られます。銀次郎はとりあえずソラの言い分に納得し、青い獣を捕えるための共同戦線を張る、という話。メインストーリーの話がどんどん繋がってきて盛り上がりますね。
それにしても、ああ八丁堀よ。心の底では女に体良く利用されていることを知りつつ、それでもいい歳こいた初恋にのめり込んでいってしまう八丁堀の姿が、なんともしみじみと心を打つではありませんか。生きたいように生きている長屋の面々が本当は羨しくて、思わず苛めてしまう心情も分かるんだよなあ。なんかもう作品の暗部を一手に引き受けている感で、どう考えても幸せな結末が思い付かない八丁堀ですが、その末路がどうなるのか、今から戦々恐々です。