DARKER THAN BLACK -黒の契約者- #07 「五月雨にクチナシは香りを放ち… (前編)」

売れない私立探偵が未亡人の依頼で迷子の猫を探すうちに、なにやら怪しい陰謀に巻き込まれ、といった話。前編はとりあえずテコ入れコメディ回。予告があんまりだったので戦々恐々でしたが、たいへん面白かったです。
絵コンテ：五十嵐卓哉、作監：高橋久美子のホスト部コンビで、テンポの良いコメディ演出が光りますね。凱のヘボ探偵ぶりや助手のキコのオタク女子ぶり、未亡人の熟れ具合に家政婦 (キャラ名：市川悦子) の覗きと、次々繰り出されるいかにもな属性を持ったキャラたちがいちいちハマっていて面白い。コメディタッチのキャラ芝居も味があってやたらに上手いです。キコの持つアニメ誌やラーメン屋での野球中継等、小ネタも効いていますね。
そんなわけでシリアスパートはあるものの、普段とはだいぶ雰囲気の異なる回でした。黒に女が絡んでこないのもパターンが違いますが、今回ばかりは黒の女を不幸にする体質も不発に終わるんでしょうか。やっぱり未亡人はヤバいかな。個人的には探偵コンビが可哀想な目に遭わないことを祈ってます。