東京魔人學園剣風帖 龍龍 #14 「外法編 第拾四夜 堕ちる星」

前回、九角天童とマリィが九角の頭領に引きずり込まれたことでラストバトルは終了していたようで、今回はエピローグ回。全編彩度高めのハイコントラスト映像でぎょっとしましたが、作画の粗を潰す為だったのかな? はじめは誰かが見ている幻か何かかと思いましたよ。
Aパートのほのぼのエピローグの後に、九角が鬼になって復活、しかし瞬殺。とことん哀れな奴め。でも出番すらなかったマリィよりはましだったのかもしれません。新キャラも2人ほど顔見せしましたが、挙武編用キャラかな。
作画はとうとう力尽きたかという感じで、この作品としては大変厳しい水準。外法編最終回がこうなってしまったのは残念ですね。ともかくこれで一旦お休みして、挙武編は7月からとのこと。

総括

構成、脚本には深刻な欠陥がありましたが、ケレン味あるアクション、地上波ではちょっと無理かなと思わせる水準のグロ、そして何より (中盤までの) 作画の美点が欠陥を補って余りあるものだったので、個人的には充分に楽しみました。満足。特に序盤のバトルアクションは質、量ともに素晴らしかった。終盤に向かうにつれ、だんだん作画は落ちていきましたが、それでも総じて質は高く、ほぼ毎回アクションの見所を用意してくれて飽きさせませんでした。けして恵まれた作画体制ではなかったと思われますが、中井準や牧野竜一らがよく踏ん張ってくれたと思います。
第2クール開始まではしばらく間が空くので、体制を立て直しての良アクションに期待します。