コミックアライブ 3月号

いけだたかしささめきこと」。読切24P。これはびっくり、いけだたかしがアライブに登場。百合モノです。自分の女の子好きを公言し、しょっちゅう女の子に恋している少女と、そんな彼女を秘かに想い続けている親友の少女の話。
冒頭のモノローグが誰のものなのかという仕掛けに始まり、短いページ数の中にも確かな人物描写がある切れ味の良い短編。瑞々しく繊細な絵柄、心情表現の上手さも相変わらずで、いけだたかしここにありという感じです。スカートが短かくなってしまったのは時の流れか。「FADE OUT」のあの垢抜けない膝丈スカートは結構気に入っていたので、ちょっと淋しいです。
未だに発売されていない「FADE OUT」2巻、持ち味を全く生かせなかった感のある「落語天女おゆい」のコミカライズと、サンデーGXではどうもやりにくそうにしていたので、活動の場が広がってくれたことは嬉しいです。連載に繋がってくれるといいなあ。