ヤングキングアワーズ 12月号

大石まさる水惑星年代記」。引越しで田舎の小学校にやってきた、感じの悪い女の子。周囲の何もかもが不満で「いい子」になれない女の子が、周囲の人間との関係をどんどんこじらせていく痛い展開。大石まさるは、こんなお話も自家薬籠中のものとしましたか。
大石まさる作品というと、ストーリーの軽さや、構成がとっちらかってすぐに脱線する飽きっぽさが特徴だったのですが、ここ最近はストーリーテラーとしても一皮むけたように思います。今回巻頭カラーで次回表紙と、アワーズ紙面での扱いがいいところをを見ると、人気も上がってきているのでしょう。先が楽しみですよ。