地獄少女 二籠 #05 「地獄への暴走」

「ナメンナヨ、タコ」

うわあ、閻魔あいがよもやこんな言葉遣いを。輪入道は世俗の乱れを心配する前に、あいがグレてないか心配した方がいいです。
今回はヤンキーがヤンキーを地獄に流して、翌日自分も死んで地獄行きになるお話。ネタ満載で実に楽しかったです。

  • 発端となるオタク (「ゴザル」口調) の気持ち悪さ、ヤンキーのバカっぽさを実にねちっこく描写
  • あぶなそうな連中に絡まれていたきくりを颯爽と助ける輪入道。格好いいです
  • きくりのパンチラ!と思ったら、フンドシですか?女の子なのに
  • 「人を呪わば穴二つ」「わけわかんねえ。穴ってなんの穴だ?」
  • 「畜生、先輩が超憎い。あの女は俺のものなのに」に、間髪入れず「違うだろ」とツッコむ藁人形
  • おしおきコントではシャコタン、竹槍マフラーな珍走車のホイールになる輪入道。その車にハコ乗りしながら「闇に惑いし〜」の決めゼリフを言うあい
  • ラストのロウソクは、立ったと同時に消えました

地獄流しの翌日、いい気になってノーヘルで原チャ転がしていた依頼人。以前自分が苛めていた野良犬を避けようとして、「ヘルメットをかぶりましょう」の看板に激突。こと切れる寸前に現れたきくりは、「地獄は本当にあるよ」と言い、彼岸花をばらまいて笑いながら走り去ります。きくりの可愛らしさと気持ち悪さが紙一重のヴィジュアル、人の不幸を意に解さない無邪鬼な残酷さは、今回も実によく表現されています。
地獄少女は、第2期に入ってからのエンターテイメントとしての充実ぶりは目を見張るものがありますね。スタッフが乗って作っている様子が伝わってきます。作画もこれまでのところ、第1期よりも好調を維持しています。前回から岡真里子総作監に立っていますが、それだけではなく制作体制も全体的に向上しているのでしょう。