地獄少女 二籠 #02 「うたかた」

2話目も上々の出来でした。面白かったです。
行方不明の妹を捜し、両親と共に捜索のビラを配る少女 (CV:桑島法子)。酷い殺され方をした妹の怨念が、姉を通して地獄通信にアクセスさせるお話。糸を引いた人間も死後地獄に落ちることを聞かされ、「だから私なのね、すみれ」という姉。失踪直前、妹を一人にしたことに責任を感じている姉は、罪の意識から糸を引きます。ラスト、無駄と知りつつビラを配り続ける少女。後味わる。やっぱり脚本の練り込みが第1期よりも上がっているように思います。
第2期はおしおきコントに閻魔あいが加わったことで、芸に幅が出ましたね。夜道、振り向いた少女があいだったところから始まり、輪入道水車の「却下だ」に、あいの能の舞。拍子に合わせた「闇に惑いし〜」の決め文句はもう、腹をかかえて大笑いですよ。あと、無人直売所の人参をかじる骨女や、野犬をつかまえてきて、骨女に「話を聞いてやってくれ」と言う輪入道もヘンで可笑しかったです。
今回の「怨み、聞きとどけたり」役は一目連。なぜかこの件に拘りを見せる一目連の、一瞬挿入される刀と女のフラッシュバック。今期は三藁たちにもスポットを当てていくようです。
第1期と違い、総作監は置かなくなったようですが、第2話も作画は実に良好でした。岡真里子が原画で登場。おしおきコント冒頭の振り向きあたりかな?
OP初披露。映像としての凝りようは第1期の方が上だったような気がしますが、やっぱり綺麗でいい出来です。ラストが閻魔あいのまわりに集まってくる三藁だったのは、仲間としての地獄チームという、第2期の方向性を表していると見ていいかな?それから、お互いを求めるように繋がれる男女の手、というモチーフが出てきたのが気になりますね。閻魔あいが恋をするのか?あと第2期になっても、やっぱりわたなべひろしには地獄送りのマークがついてました。かわいそうに。