僕等がいた #14

目の前でトンビにアブラアゲをかっさらわれた矢野はみっともなく右往左往。竹内姉を巻き込んで、竹内くんと七美を探し回ります。矢野に嘘を吹き込んでおいて、

「若さってうざいのよね」

と宣う竹内姉は腹黒くてかっこいい人。
七美を取り合うことになった矢野と竹内くんですが、あまりこじれて陰湿な関係にならないところがいいですね。七美と山本さんが見せた女同士の真剣勝負に比べたら、なんとも牧歌的。矢野は竹内くん相手には自分の感情を隠しませんし、竹内くんもフェアプレーを心掛けています。このへんは少女漫画原作だからかもしれませんが。
竹内くんにもう一匹の子犬を貰っていた矢野。そのせいか、七美に呼ばれて飛んできたり、文化祭準備を口実に七美にまとわりつくようになった矢野の姿は、まるで子犬。結局七美にうざがられて追い払われますが、しょげる姿もなんだか犬っぽい。
毎度ながら実に安定した演出。特にクラスシーンでのハイテンポな絵コンテが入ると、全体にメリハリがつきます。