桜蘭高校ホスト部 #26 (最終回) 「これが俺たちの桜蘭祭」

環はエクレール嬢に連れられてフランスへ。障害を乗り越え環を追うハルヒ。逆ハーレムモノの最終回だけあって、連れ去られる姫 (殿) を馬車で追う王子様がハルヒであるというのが面白いです。そして、橋の上で馬車から投げ出され、川に落ちるクラリスハルヒを追い、空中で抱きしめる環。川から上がってきた時には王子と姫が交代というのがまた面白い。疾走シーンからの一連の演出は、シチュエーション、テンポの良さ、音楽とも素晴しく、たいへん盛り上がりました。脚本にはいくつか瑕があったものの、それを感じさせない見事な演出でフィナーレを飾りましたね。
単に原作未完だからということかもしれませんが、人間関係は全くいじらずに終われたので、続編もありかな。

総括

個人的には脚本が趣味に合わないことが多かったんですが (出来の良し悪しではなくて)、それを補って余りある、ずば抜けてテンポのいい演出と、ボンズらしい鉄壁の作画。アニメとしての基礎点が高いんですね。ボンズの底力を見た思いです。満足。