週刊少年サンデー 16号

若木民喜神のみぞ知るセカイ」。月夜の世話を続けるものの、このままでは隙間は埋まらない、というわけで一計を案じたら裏目に出るの巻。ともあれ今回は、2話目のエルシィ以来の入浴シーンに尽きます。この作品では極めて珍しいダイレクトなサービスで、ご馳走様でした。
あだち充×高橋留美子「MY SWEET SUNDAY」。50周年記念のこの企画、どの漫画家のも面白く読みましたが、やはりこの2人は格別だなあ。リレー形式で、それぞれの生い立ちと漫画家への道を振り返るという趣向。2人ともバラバラに書き始めていて、ちゃんと1本にまとまるのかと不安に思いながら読み始めたんですが、そこはそれ、きちんとクロスしていてさすがでした。というか、10歳でCOMの投稿コーナーのあだち充 (当時16) に目を付けている高橋留美子の漫画エリートぶりが凄まじい! 同じ頃にガロの池上遼一に一目惚れしていたり、そもそも漫画が読めるようになる前に見ていた映画が東映の「安寿と厨子王丸」だったり、成程なあと言うか、何と言うか。6歳という年齢の差が、ちょうど貸本文化と週刊少年誌文化との境目になっていたり (地域の差もあるのかもしれませんが) するのも興味深かったです。細かいところでは、高橋留美子の高校時代の漫画仲間が1コマ出ていましたが、どちらかが近藤ようこなんですよね。ちなみに数km離れた新潟江南高校の同学年には高野文子がいたり。あと、「みゆき」のイメージカットがパンツに「ムフ♡」だったのに爆笑しました。