週刊少年サンデー 14号

若木民喜「神のみぞ知るセカイ」。新ヒロインはお人形さんと一緒のタカビー少女……かと思いきや、ちっちゃくなった！？ 駆け魂の影響なのか、もしやエルシィの呪いが効いたのか、なんにせよ凄い変化球だなあ。南くんの恋人、いやサンデーなら美鳥の日々か。空の星や人形の完成された美しさにひきかえ、現実のなんと醜いことよ、という彼女のメンタリティは至極桂馬に近いと思うんですが、その辺をどう絡めていくのか興味深いです。

「よっきゅんのデッサンが変なのはよっきゅんのせいじゃない！！ 絵師がヘタなだけなんだよ！！」

名言。
藤木俊「はじめてのあく」。九条を追い払うため、エーコ姐さんプロデュースでキョーコとジローがデートの巻。デートというのに色気のカケラもないキョーコの格好がたまらん！ しかし九条は本当に最後まで出オチキャラだったなあ。
折込みカラーにて、月刊少年サンデー「ゲッサン」創刊告知。サンデー超増刊が新人育成専門誌になって以降、低年齢化路線で弾き出された中堅・ベテランや、素質はあるけど週刊連載がちょっと辛いというケース等、本誌路線に合わなくて活躍の場がなかった作家たちがサンデーには相当数いるはずで、その受け皿になってくれることを個人的には期待したいです。サンデー超はこれとは別に月刊化とのことで、WEB展開といい最近のサンデー編集部はアグレッシブな動きが目立ちますね。どちらか生き残ればいいというつもりなのかもしれませんが、できればあまりバタバタせずに、長い目で見てじっくり雑誌を育てていって欲しいなあ。