週刊少年サンデー 6号

先週分。
藤木俊はじめてのあく」。新連載54P。「こわしや我聞」の藤木俊がようやくの復活。ある日突然家にやってきたイトコの姉弟は悪の組織の残党で、悪の科学者をやっていた弟君の非常識極まりない言動に、振り回される主人公のキョーコ、という感じの始まり。わりとオーソドックスな逆落ちモノ (という言い方はあるのだろうか? 所謂らんま型) で、「我聞」よりはコメディに寄った作り。作者の資質的にはこれで正解でしょう。そして何より、貧乳ボサボサ頭の眼鏡っ娘という、藤木俊イズム全開のヒロイン像が素晴らしかったなあ。週刊少年誌的にアリなんだろうかとは思いますが、伸るか反るかはともかくとして、けして譲らぬその信念は買います。
若木民喜神のみぞ知るセカイ」。かつて絶滅の危機に瀕したものの、今や全世界で500万本クラスの売り上げを出す程の成長を遂げたギャルゲー市場。その華麗なる復活劇の立役者は、「落とし神」というウェブサイトであった! というわけで3連続インターミッション回の最終回は、桂馬が既に変革してしまった世界の話。やたらと大量にギャルゲーの出る世界だとは思ってましたが、そういう事情だったんですね。